包括的性教育(CSE)は5歳から

12月15日に毎年恒例の「児童養護施設職員等 資質向上研修」がWEBにて開催されました。

テーマは”子どもの性的行動の理解と対応”でした。

お話していただいたのは大阪大学大学院 ふじおかじゅんこ教授です。(もふもふネット代表理事でもあります)

講義で印象的だったのは、性教育は生殖器、妊娠、性病などについて考えるものではなく、以下の8つの概念がカギである・・・

①人間関係

②価値観、人権、文化

③ジェンダーの理解

④暴力と安全の確保

⑤健康・幸福のためのスキル

⑥かただと発達

⑦性的行動

⑧性・生殖に関わる健康

国際セクシュアリティー教育ガイダンスに賛同するところが多いとの事でした。

★年齢カテゴリー別の性学習目標が具体的でよかったです。

また、性の問題行動の理解と対応については、

年齢と発達に伴っての性的行動=いたって自然なものである

性的に問題とされる行動=健全な発達の近づきが多い→「何が問題行動か」についての大人の共通認識が不可欠である。。すなわち今までは性教育に個人の理解の差がおおきくあった(時代・年齢)ん~~納得!

対応については、行動の起源を十分に知る(理解する)→探りだす、気が付くが大切だな~。

次に4つの壁というキーワードが出てきました。

●外的バリアの強化 ●内的バリアの強化 ●被害者の壁強化 ●動機の壁強化

最後に具体的に

~性行動のルールを子どもに伝える大切さを実感

プライベートパーツ(水着で隠れる部分)そこを見せる✖。他人のそこを見る✖、他人のそこを触る✖、一人の時は自分のそこを触る〇、性的言葉で不快にさせては✖。

~マスターベーションのルールを知る・教える大切さ

愛情に満ちた相互関係を想像〇、他人のいないところでする〇、ペニスや膣が痛くなったら優しく・時間を空けて〇、イライラしている時✖、あまり時間を使いすぎない〇、

今年度の児童養護施設職員等 資質向上研修も大変勉強になりました。

里親の私たちにも受講の機会いただき、本当に関係諸機関の皆様 有難うございます!






石川県里親会|この気持ち、こども達のために。

わたしたち里親は、親もとで育つことができない子どもたちをお預かりして自宅で一緒に暮らしています。 すこやかに育ってほしいという気持ちで子どもの成長を見守っています。 子どもたちに素敵な未来を…そして全ての人に幸せの瞬間を… ~児童相談所等と連携して活動しております~

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